保守と革新の共闘が日本を救う?

昨年、沖縄では「新基地建設許さない」の一点で、保守と革新の垣根を越えた共闘がひろがり、ついに総選挙においては、沖縄県内すべての選挙区で自民党候補を駆逐するという、歴史的勝利が勝ち取られた。
 沖縄で実現した「一点共闘」は、近い将来の日本の政治の政治的対決の構図を予感させるものではなかっただろうか。なぜなら、安倍政権の暴走は基地問題に限らず、国民の暮らしの問題にとどまらず、日本の針路をも危うくするものであり、もはや「安倍政権の暴走ストップ」は党派を超えて多くの国民共通の願いになりつつあるからだ。
 そういう点ではこの熊本でも、私たちは一点共闘のあらゆる可能性について模索と探求を積み重ねていかなければならないと思う。
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 写真は、熊本市辛島公園に設置されている、辛島格氏の顕彰碑である。碑には、「1897年から1913年まで熊本市長を務めた辛島氏は、熊本市の中央部を占めていた山崎練兵場を郊外に移して跡地を新市街とし、市の基本財産の造成に大きな功績を残した」-と記されている。軍事基地よりも市街地造成に熊本市の発展方向を見出した先達の決断によって今日の熊本市の中心市街地の発展がもたらされてきたのであろうか。そう考えるとなかなか興味深い。