長男、成人の日を迎える


光陰矢の如し。
末っ子の長男が、本日成人の日を迎えました。
ガキンチョだった長男も、いっちょ前に仕事について頑張っています。
どうか世界が、すべての若者の未来に希望の光を照らす社会へと発展していってほしい。
その願いを込めて、もう少しおじさんたちもできる限りの努力をしたいと思います。
ちなみに写真はうちの息子ではありません。みんな私です。

立野ダム建設、支離滅裂な国交省の説明

 バタバタしておりましてなかなか市民の皆さんの取り組みに参加できていないのですが、16日は立野ダム建設の問題に関し、「立野ダムによらない自然と生活を守る会」による国交省事務所への申し入れに同席させていただきました。

(写真・記事は12月16日熊日新聞
 放流孔の閉塞問題に関し、国交省は「模型実験では、流木が流れ込んでもダム湖の水位が上昇すれば流木も浮き上がるので放流孔に流木が閉塞することはない」と説明しています。
 そこで私は、「それでは湛水試験で、緊急放流の際に非常孔からオーバーフローするであろう流木を流し落とす試験をおこなうのか」と質問しました。すると国交省は「上から流れ落ちるというより、常用の排水孔を通過してくる流木を下流で捕捉する施設を検討している」と回答。 
 はあ?だって流木は浮き上がるって、今あなたがおっしゃったじゃないの。それに常用の排水孔は7月の大雨で土砂がスクリーンにつまりまくっていたのに、流木は詰まらずにスクリーンも通過して流れちゃうんですか?実に都合よく流れるもんだ。
 いずれにせよ、その流木捕捉施設とやらが無事に下流域の安全を確保できるのかどうか、真剣な検証が必要だと思いますね。
 今回のお話し合いでも相変わらず、国交省側は「本省に伝える」という機械的な回答に終始していましたが、それは、思わず回答しちゃうと、とんでもないぼろが出てくるからなのかもしれません。

「VIVANT」で話題の「別班」、石破茂氏が存在認める。赤旗は半世紀近く前から存在を暴露

 TBS系ドラマで放映中の「VIVANT」。その中で「別班」という、公には公表されていない政府非公認の自衛隊の影の諜報部隊のメンバーが暗躍しています。
 この「別班」の組織についての政府の公式見解は「これまで自衛隊に存在したことはなく、現在も存在していない」(2013年菅義偉官房長官(当時))というものですが、「文春オンライン」で石破茂防衛大臣が、その存在を認める発言をしています。
 実は「別班」について、日本共産党は1977年、寄せられた内部告発の手紙をもとに、二年がかりの調査を経て、その存在を明らかにしました。当時の経緯がしんぶん「赤旗」9月6日付紙面で紹介されています。
 手紙には、以下のようなことが書きつづられていたといいます。「私たちはアメリカの陸軍第五○○部隊(情報部隊)と一緒に座間キャンプの中で仕事をしています。仕事の内容は、共産圏諸国の情報を取ること、共産党を始め野党の情報を取ることの二つです」「興信所や法律事務所などの看板を出しています」「私たちがここで仕事をしていることは一般の自衛官は幹部でも知りません、長官や陸幕長も知らないと思います」「私は嘘と偽の充満した自衛隊の内幕を報告して先生の力で政治的に解決して頂きたいのでこの手紙を書きます」と、非常に生々しい。
 「別班」の存在が事実だとすると、これは極めて重大な問題です。それは2013年に共同通信が指摘しているように、「首相や防衛相の指揮監督を受けず、国会のチェックもなく武力組織である自衛隊が海外で活動するのは、文民統制を逸脱する」からです。
 政府が依然として公式に存在を認めない一方で、メディアでは「別班」の存在を美化し、正義の存在であるかのように描いたドラマを国民に提供する。重大な問題がなし崩し的にあいまいにされたまま、その存在を肯定的なものとして国民に植え付けられていくことには、危惧の念を抱かざるを得ません。

学力テストの過度な競争激化に一石

 熊本県教育委員会が、小学6年生と中学3年生を対象に実施される「全国学力テスト」について、テストの点数を上げるための事前対策をやめるよう、県内の小中学校に要請したと報じられました。大変喜ばしいことだと思います。
 全国一斉に行われるこの学力テスト実施に関し、私は県議会で繰り返し改善見直しを求めてきました。都道府県間の競争がエスカレートし、学校は生徒の平均点を上げるために過去問演習を繰り返させるなど、本来子どもたちに実施すべき学習ができなくなってしまっている深刻な現状を伺っていたからです。
 現場の先生たちは多忙の中、子どもたちに本当の学力を身に着けてほしいと教材研究を重ね、楽しくわかりやすい授業づくりに腐心されています。学力テストとは本来、点数を争う競争が目的ではなく、子どもらにとって必要学力が身についているかを確かめるためのものであるはず。県教委の今回の要請が、よりよい教育のあり方へとつながっていくことを期待します。

九州新幹線、新玉名駅構内で衝突事故

 久々の投稿です。
 九州新幹線新玉名駅のホームで、通過中の新幹線と人が衝突し、死亡する事故が発生しました。悲しい事故の報道に大きな憤りを感じずにはいられません。
 新玉名駅ホームの無人化が打ち出されたのは2015年のこと。当時、新幹線駅ホームの無人化は、玉名駅が全国初の事例であり、これを皮切りに、JRは他の新幹線駅でもホーム無人化を広げていこうとしていました。
 2015年、新玉名駅ホームの無人化計画発表を受けて、私たちはすぐに新玉名駅の現地調査をおこないました。田村貴昭衆院議員、前田正治玉名市議らとともに実際に駅ホームに立ってみると、ものすごいスピードで通過車両が駅ホームを走り抜けていく状況に恐怖を感じたものでした。
 私たち日本共産党は現地調査を踏まえ、直ちに熊本県、JR九州、国土交通省に対し、「新玉名駅ホームにおける駅員無人化は危険。計画の撤回を」と申し入れをおこないました。しかし当時、JRや国交省は、私たちがいくら危険性を指摘をしても、まともに受け止めようとする姿勢はありませんでした。「駅ホームに人はいなくても、モニターで人の動きを監視できているので安全上問題はない」だとか、ひどい話では「通過車両はホームの側のレーンを走行せず、通過レーンを走行するので危険ではない」という回答まで飛び出しました。「新玉名駅に通過レーンなど存在しないではないか。あなた方は現場の状況すら知らないで、安全性に問題ないと言っているのか」と食い下がったことを、今でも鮮明に記憶しています。
 結局JR九州は住民への説明会も行なわず、反対や不安の声を無視して無人化を強行しました。安全確保を何よりも大切にしなければならない大量輸送機関の使命がなおざりになってしまっていたのではないでしょうか。
 写真は2015年、無人化発表されたのちに、田村衆院議員らとともに新玉名駅のホームを調査したときのものです。

しんぶん「赤旗」印刷現場にて


 ここは「あかつき印刷」九州営業所さん。ちょうど「しんぶん赤旗」日曜版が印刷されているところです。
 先日、あかつきさんの会社見学の機会をいただきました。実際の新聞が読者の手元に届くまでに、多くの方々の誠意ある作業があることを実感しました。
 真実を伝え、より良い社会への展望を指し示す国民共同のしんぶん「赤旗」。多くの方に、手にとってお読みいただきたい新聞です。

まさに熊本の戦場化・健軍駐屯地への攻撃を想定


 20日参議院外交防衛委員会。熊本の健軍駐屯地を含む6施設で司令部の地下化が進められていることについて、山添拓議員が追求しました。なんと核兵器による攻撃からの防護も想定していると言います。
 敵基地攻撃能力の保有により、日本が緊張関係を高めるからこそ、軍事拠点が相手国からの反撃を受ける可能性を想定しなければならなくなっています。そして仮に熊本が戦場となり、市街地の中に存在する健軍駐屯地が攻撃を受けたとしても、そこに住む住民の安全のことが考えられていないことが大問題です。
 ちなみにこの日の山添質問は、井野防衛副大臣公選法に違反して「お中元」を選挙区内で配った問題についても鋭く追及しています。
 山添さんの鋭い質問に対し、いずれの答弁もあまりにもお粗末。こんな言い逃れ答弁を許しておくわけにはいきません。