まさに熊本の戦場化・健軍駐屯地への攻撃を想定
20日の参議院外交防衛委員会。熊本の健軍駐屯地を含む6施設で司令部の地下化が進められていることについて、山添拓議員が追求しました。なんと核兵器による攻撃からの防護も想定していると言います。
敵基地攻撃能力の保有により、日本が緊張関係を高めるからこそ、軍事拠点が相手国からの反撃を受ける可能性を想定しなければならなくなっています。そして仮に熊本が戦場となり、市街地の中に存在する健軍駐屯地が攻撃を受けたとしても、そこに住む住民の安全のことが考えられていないことが大問題です。
ちなみにこの日の山添質問は、井野防衛副大臣が公選法に違反して「お中元」を選挙区内で配った問題についても鋭く追及しています。
山添さんの鋭い質問に対し、いずれの答弁もあまりにもお粗末。こんな言い逃れ答弁を許しておくわけにはいきません。
熊本の地下水を守れ
写真は13日付「熊日」より。テレビニュースでも報道されていましたが、大変心配なニュースです。検出されたのは、PFOSとPFOAという有機フッ素化合物(PFAS)。
私は2月県議会で地下水汚染の問題について知事にお尋ねしました。以下はその質疑からの一部抜粋。
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半導体製造に伴う地下水汚染の懸念についてお尋ねします。半導体の製造において、PFASと総称される有機フッ素化合物が使用されております。PFASは自然界や体内で分解されにくく、一度生成されるとそれはなくなることなく蓄積され、極端な温度や腐食にも長期間耐えることから、永遠の化学物質と言われています。さらにPFASは、たとえわずかな量であってもがんや低体重出産、ホルモン機能障害、免疫システムの低下などの重大な健康被害を引き起こすことが指摘されており、欧米諸国ではPFASの使用を規制する動きを加速させています。
そこで第二の質問ですが、熊本県はこれまでも、経済対策として半導体関連企業の誘致を戦略的に推進してきたことを考えると、既設の半導体関連企業についても、これまでPFASがどれくらいの期間、どれだけの量が使用されてきたのか、その処理はどのように行なわれてきたのかについて明らかにさせるとともに、周辺地域の土壌、地下水、大気の調査を実施すべきではないかと考えますがいかがでしょうか。お答えください。
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蒲島知事からは、周辺地域においての調査をおこなうことについての明確な返答はありませんでしたが、いずれにせよ熊本県民の暮らしを支えている命の水、地下水が汚染されるようなことにでもなると取り返しがつきません。県は直ちにしっかりと調査をおこない、県民に公表すべきです。
地下水と有機フッ素化合物(PFAS)問題
昨年12月の一般質問、及び2月議会における質疑でTSMC進出に伴う地下水枯渇、あるいは汚染の懸念について取り上げました。ただ大変申し訳ないことに私は議席をなくしてしまい、少なくとも議会の場では今後4年間、追及することができなくなってしまいました。私の議会での論戦は、山本のホームページ(https://jcp-k.com)や県議会ホームページでご覧いただけますので、ご関心がおありの方は参考にしていただければと思います。
この問題は、今後ますます重大になっていくと思われます。私たち日本共産党としても、引き続きしっかり住民の皆さんと連携して取り組みを進めていかなければならないと決意しています。
引き続き頑張ります。
ご支援いただいた皆さんには大変申し訳ない結果となりました。ただ、訴えてきた公約実現のため、引き続き奮闘してまいります。
今朝は市議選で当選された上野みえ子さん、井芹えいじさんと一緒に市役所前で街頭宣伝をおこない、これからの決意を表明しました。