旧統一協会の実態に迫る

 最初にお断りさせていただきます。私たちは旧統一協会というふうに、「協」の文字で表記しています。もともとの正式名称は「世界基督教統一神霊協会」。ですから当初は協会自身も、そしてメディアも略称「統一協会」と表記していました。けれどもその後、かれらは宗教団体を装うために、略称を「統一教会」へと変更したのです。
 これに追随することはふさわしくないだろうということで、私たちは従来からの略称で「統一協会」と表記しています。
 さて、いま旧統一協会の反社会的な活動や、政界との結びつきについて大きく取り上げられています。この機を逃さず、今度こそ反社会的カルト集団による被害拡大を食い止め、政治や行政との癒着を断ち切っていかなければならないと思います。
 日本共産党県委員会としても、いま被害救済に取り組んでおられる牧師さんや弁護士さんからの聞き取り活動など行なっているところです。30日は、立憲民主党が主催された有田芳生さんの講演会に参加させていただきました。

国葬反対


 安倍元首相の葬儀を、法的根拠のない「国葬」で執り行うということを、閣議決定で決めてしまった岸田政権に対し、日に日に反対と批判の声が高まっています。、
 29日には市民団体などで構成する実行委員会が呼び掛けた昼休みデモに参加し、国葬反対の立場で一致する野党代表の方々とともに決意表明のあいさつをしました。
 東京大学名誉教授の上野千鶴子さんが、「憲法を壊し、政治の私物化を進めた安倍政治を、国葬によってなかったことにすることはできない」と言われました。
 安倍政治を礼賛し、弔意を国民に強要することにつながる「国葬」について、ますます反対の声をあげていきたいと思います。

ノーモア・ミナマタ現地調査

日米共同演習反対

 写真は、21日に山都町でおこなわれた、日米合同軍事演習に反対する集会に参加したときのものです。どうもSNS投稿が滞りがちでいけないと反省しています。
 27日は、水俣市でおこなわれた「ミナマタ現地調査」に参加しました。
 39回目となる今年の現地調査は、コロナ感染拡大のもと、やむなく集会のみハイブリッド形式(オンラインと直接参加の併用)で開催されました。
 公式確認から66年という長い年月が経過している水俣病問題ですが、ノーモアミナマタ第2次訴訟は、すべての被害者を救済し最終解決をかちとるための、大きな山場に差し掛かっています。今年12月に結審するノーモアミナマタ第二次近畿訴訟、そしてそれに続く熊本訴訟で勝利判決を勝ち取るため、世論と全国的支援の輪を大きく広げていこうということが確認されました。
 集会ではにひそうへい参院議員が駆け付け、来賓あいさつ。議席を奪還して現調を迎えることができたことに大きな喜びを感じました。

熊本県にコロナ対策強化を求める


 コロナの感染拡大が非常に懸念される事態です。日本共産党県委員会として7月22日に熊本県に対し、対策強化を求める緊急の申し入れをおこないましたが、その後も深刻な感染の広がりが続いているにもかかわらず、県の危機感が感じられないことから、28日に再度の申し入れをおこないました。
 熊本県は全国の中でも医療機関や保健所のひっ迫が際立って深刻な状況だと言わなければなりません。しかし全庁的に危機感が共有されているのか、疑問に感じざるを得ません。医療や保健所の対強化・支援や、広がっている県民の生活困窮や事業者の売り上げ減少などに対する支援策の具体化を急ぐべきです。
 また感染拡大時に大規模災害が発生したら避難所の中での感染対策をどうするのかなど、様々な局面を想定した非常事態の対応についても十分に検討しておくこと、なども合わせて要求しました。

家族に感謝


 昨日は私の誕生日でした。メッセージを寄せていただいた皆さん、ありがとうございました。
 昨日はカミサンと長女が共同でケーキを準備してくれました。写真は薄暗いですが、電気代を辛抱しているわけではありません。
 別県にいる次女からはメッセージを、長男からはバイト代で買ったというハンカチをもらいました。つくづく、暖かい家族に囲まれて私は幸せ者です。
 子どもの頃、「大人になったときの夢」を聞かれ、「平凡でも、わが家のような仲のいい家族がつくれたらいい」と答えていたことを思い出します。山あり谷ありではありますが、その夢が実現しているんだなと思うと感謝で一杯です。
 一方では、家庭を統一協会によって壊された、なんともやりきれない報道が繰り返されています。世界と家族の平穏を守る政治の役割というものを、政治の場に身をおいているものは改めて胸に刻まなければなるまいと思います。

平和・くらし・未来を守るたたかいへの再スタート


 本日、東区後援会の皆さんと朝宣伝しましたが、例によって写真を取り損ねてしまいました。写真がないのも寂しいので以前の宣伝の写真を張り付けました。あしからず。
 安倍前首相への銃撃という蛮行は決して許されるものではありません。心からお悔やみを申し上げます。暴力がまかり通るような社会にしてはならない。これは政治信条の違いを超えて誰もが共有できる理念です。
 残念ながら日本共産党議席を後退させてしまいましたが、平和や暮らし、未来を守るたたかいはますます切実に求められています。日本共産党に寄せていただいた期待に応えていくうえでも、前を向いてまた奮闘しなければなりません。

令和2年7月豪雨から2年


 令和2年7月豪雨から2年が経過しました。あらためて、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方にお見舞いを申し上げます。
 本日はダムに反対する3つの市民団体の方々が記者レクをおこない、議員の会から私と西県議、岩田県議が同席しました。
 甚大な水害がどのようにして発生し、犠牲者がどのようにして亡くなられたのか、災害から丹念に現地を調査し、住民から話を伺い、積み上げられてきた事実に基づいて災害の実態を検証してきた報告は大変重みのある内容でした。国や県はこうした調査報告に真摯に向き合う姿勢が必要です。
 新たな流水型ダムの建設に猪突猛進する人々は、あくまで「ダムありき」の前提が絶対であり、その前提にとらわれない意見には、かたくなに一歩も歩み寄ろうとしない、という印象に思えてなりません。
 例えば、2年前の豪雨災害をきちんと検証しようという意見。少なくともダム完成までの期間は「ダムなし治水」を進めるべきだ、との意見。ダム問題と切り離して五木振興策を位置づけるべきだ、との意見等々。いずれも、仮にダム建設問題では意見が分かれたとしても、まずは一致点が見いだせるはずのテーマではないでしょうか。
 豪雨災害から2年の年月が経過した今、改めて地域振興や住民の安全・くらし、そして生命や自然の大切さを重く受け止め、住民の声に誠実に向き合う姿勢を、国や県は持つべきであると感じます。