立憲主義を未来へつなぐ大学人の会
ありゃ? 写真が反対になっちゃったかな?
今日は「立憲主義を未来へつなぐ大学人の会」設立の集会に、「誰でも参加できます」とのチラシを見て参加させていただきました。
熊本大学法学部の阿部悠貴先生のお話を大変興味深くお聞きしました。ポピュリズム台頭の背景に社会の産業構造の変化があったというお話。ふむふむ。つまり、現代のポピュリズム台頭は、歴史的にも経済的にも必然性があるということなんだな。けれども一方で先生は「どうすれば健全な政治が取り戻せるか」との問題提起もされました。ああそうか。必然性はあるけれども不健全なんだ。だとすれば、健全な政治の実現を目指す取り組みというのは、「必然性」に抗した「逆流」なのか? いやいやそうではあるまい。不健全だと感じるからこそ、こうして良識ある先生方が主体性を発揮して「会」の設立を準備し、その呼び掛けに応えて多くの先生方、若者が参加して設立集会を成功させられたのではないだろうか。不健全な政治の台頭を許すまいと立ち上がる「主体性」、そしてその主体性に呼応する良心・良識の「大結集」。これこそが、不健全な政治を打ち破る「法則性」に違いあるまい。
…などと、あーでもないこーでもないと考えた夜でありました。
涙ながらの訴え
今日は衆院予定候補であり、党熊本地震対策本部長でもある松岡勝さんと一緒に街頭宣伝、そして熊本市東区の応急仮設住宅を訪問し、入居されておられる方々のご要望伺いに回りました。
日中でもありご不在が多かったのですが、声をお掛けしたところでは大半の方が好意的に応対してくださいました。
改めて実感したことは、仮設入居者は夜も眠れないほどの大きな不安にさいなまれながら、日々の暮らしを送っておられるということ。「もう若くもないから家を再建することもできない。けれどいつまでここに住み続けられるのか」「知事の『二年で追い出すなんてことはしない』との言葉を聞きましたが、『追い出す』って、まるで私たちは犬か猫みたいに思われているのでしょうか」等々、涙ながらにお話をされる姿に私たちも胸が痛みました。
仮設入居者は、地震によってそれまでの住まい、家族の団らん、近所付き合いなどそれぞれの幸せが一瞬のうちに奪われた方々です。「家を失ったものでないとわからない」との言葉に、想像を絶する悲しみ、苦しみがあったのだろうことを感じました。このような方々に少しでも安心や希望を届けていくことができるのか、大きな課題が突きつけられています。
益城の仮設で孤独死
益城町の惣領仮設団地で男性が亡くなられました。孤独死と見られています。
甲斐康之前町議とともに役場を訪問し、お話をうかがった後、団地の自治会長さんからもお話を聞かせていただきました。
震災でせっかく助かった命。一人の孤独死もうむまいと声かけや見回りなど、日常的に皆さんが努力を続けてこられたわけですが、それでも今回のような事態が生じてしまった事に胸が痛みます。
地震によりもとの住まいを失なってしまった方々には、心身ともに大きな負担が被災者にのしかかっています。仮設住宅の住まい環境改善、入居しておられる方々へのきめ細かいサポートをどう充実させていくかということは非常に重要な課題だと感じます。県議会で「仮設をあまり住み心地をよくしてしまうと、自力で住まい再建する意欲が減退する」などと発言する議員がおられた際には思わず言葉を失いましたが、少しでも安心できる住環境を整備する事は、生活再建の土台をなすものであり、本来行政が第一義的に力を注ぐべき問題であります。
しみじみと一年
先日、学生時代からの知り合いでありますバイク屋さんに立ち寄りました。
実は私、こんなんしてますけど、昔はナナハンとかに乗ってた、バイク夢中小僧だったのです。
そのバイク屋さんは地震で店舗は全壊。私もなんとか力になれないかと、グループ補助の支援についてご案内を差し上げたこともありましたが、結局ほとんど自力、そして仲間の皆さんの支援などで再建にこぎ着けたとのことでした。「この一年、ほんとに必死だった。けどやっとここまで来た。」とのご主人の言葉にはしみじみと実感がこもっていました。
傍らにはちょろちょろとちっちゃい子どもが。孫ちゃんか?
ご夫婦の結婚式にはバイク仲間で結婚式に押し掛けた懐かしい時代を思い出しつつ、これからも是非バリバリと頑張っていただきたいと思った次第です。
白川の河川改修状況を視察
28日は、「ダムによらない治水・利水を考える県議の会」のメンバーや「立野ダムによらない自然と生活を守る会」、「立野ダムによらない白川の治水を考える熊本市議の会」の皆さんと一緒に、白川の河川改修状況を視察しました。年度末の多忙ななか、職員の皆さんには丁寧にご説明いただきました。
嬉しかったのは、県議の会に正式参加されていなかった方々にご参加いただいたことです。取り組みの輪が広がっていくとよいなあと思います。