震災レポート⑨

5月1日はメーデー。労働者の祭典。今回は生活と生業を取り戻し、震災からの復興を勝ち取るために奮闘しようという決意がみなぎる集会となりました。集会後健軍商店街で炊き出しや支援物資の提供、あべひろみ弁護士らによる法律相談会などが開催されていました。私は仁比そうへい参院議員とともにメーデーに参加後、仮設住宅の建設が始まったという西原村甲佐町を尋ねました。事情は地域それぞれですが、住む家を追われた方々の要望に寄り添い、安心して住める環境を実現させることが必要です。自治体の考え方をお聞きし、ぜひ他市町村のモデルになるような取り組みを積極的に進めていただきたいと思いました。
 その後、県庁の住まい支援PTを訪ね、意見交換させていただきました。
 2日は参院東京選挙区候補の山添拓さん、災害や建築関係の専門家である九大名誉教授の先生と、大規模な損壊が生じているマンションを訪ね、住民の方からご要望など伺いました。
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写真、分かりますか?マンションの通路が隣の棟と離れてしまっています。壁の崩れ方も相当ひどい状況でした。
 その後民主商工会の皆さんと中小業者関係の問題で県担当課と交渉。店舗や工場が壊れ、自宅も損壊するなど大きな苦難に直面している被災中小業者の営業とくらしの再建へ、県の対策強化を求めました。
 あわただしく市役所に移動し、熊本市の避難所に避難している方々の生活環境の改善問題について市当局との交渉に参加。本来ならばこれまでも避難所の運営や避難者への食事、環境づくりについて市が責任をもって対応してこなければならなかったものを、現場で奮闘している地域の皆さん、学校の先生方任せにしてきたところに大きな問題があったと感じています。これまでの経過は経過として厳しく指摘しつつ、今後の対応としてこれからでも直ちに市の姿勢が改善されるようにしっかりと迫っていかなければならない問題であろうと思いました。