新たな流水型でも環境壊す ダム計画は中止せよ
蒲島知事は、川辺川に建設する新たなダムについて、「命も環境も守る」という立場から、流水型ダム(穴あきダム)の建設を決断した、とこれまで一貫して強調してきました。ところが国土交通省がこのほど示した予測によると、流水型ダムであっても、水がたまれば希少生物の死滅やシルトの堆積、ヤマセミやカワセミの生息環境の変化といった環境への影響が起こりうる、ということが示されました。
こうした影響が実際にもし起こってしまえば、清流川辺川はダムによって取り返しのつかない環境破壊がもたらされてしまう、ということになります。
ということで党県委員会で緊急に熊本県に対し、「かけがえのない清流を破壊するダムは中止せよ」と申し入れをおこないました。
議員にあるまじき飲酒・喫煙
甲子園の応援席で喫煙・飲酒した井手順雄県議への批判の声が収まりません。
21日は、市民の土森武友さんが「ひとりの市民」として井手県議の辞職を求め、議長に申し入れをおこなわれました。
また22日には、「いのちと暮らし・平和を守る熊本ネットワーク」の皆さんが、同様に議長申し入れをされています。
土森さんからは私にも、写真のとおり要請書をいただきました。冒頭の「私は、たばこの煙には嫌な思いをさせられてきた」との言葉が胸に刺さります。
なぜ県民の代表たる議員が法律を犯すのか?との怒りは、たばこの害に苦しめられてきた方々にはひときわ大きかったに違いありません。
日本共産党も16日、井手県議の行為は、喫煙禁止場所における喫煙の禁止が義務付けられた「改正健康増進法」違反であり、極めて悪質な行為であるとして、議員辞職を求める見解を発表し、溝口幸治議長に見解を届けました。
両校のファインプレーに拍手
夏の甲子園の話題では、一方で非常に残念な「喫煙、飲酒」の問題が取り上げられていますが、一方で高校球児の心温まるニュースも報道されています。
9月13日付しんぶん「赤旗」日刊紙に上記の記事が掲載されていました。
甲子園出場をかけた奈良県大会の決勝で、コロナの影響で大半のメンバーを入れ替えざるを得ず、大敗した生駒高校のことは私もニュースで聞いていました。
優勝した天理高校メンバーは、勝利の瞬間の際にも歓喜のリアクションを一切行わず、整然と整列し、相手チームに対する敬意を行動で示していたことに大変感動したことを記憶しています。
今回のニュースはその続編。県大会決勝と同じ舞台で、同じ審判団のもとで、再試合が実現されたとのこと。関係者の皆さん、そして両チームの高校球児の皆さんの素晴らしいファインプレーに心からの拍手を送りたい。
川辺川現調シンポと熊建労大会
4日は朝から相良村体育館で行われた川辺川現地調査(シンポジウム)に参加させていただきました。
国交省と県は、公聴会でもパブコメでも圧倒的多数の反対意見が寄せられているのに、新たな流水型ダムを建設するための河川整備計画策定を強行しました。シンポでは、かつて蒲島知事は「球磨川は守るべき宝」と強調し、ダム建設中止を表明しておきながら、180度方針転換したことへの批判の声が噴出しました。
午後からは、宇土市で開かれた建築労働組合の定期大会に出席しました。第60回目の大会とのこと。あらためて、建設業で働く仲間の仕事と暮らしを改善させる取り組みを長年進めてきた組合員の皆さんの活動に、心からの敬意と連帯のあいさつを送らせていただきました。