シカの食害調査

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 7日、球磨川沿いの山林で、シカによる食害が深刻化しているというお話を聞き、八代市の自然観察指導員のつる祥子さんにお話を伺いました。
 上の写真は八代市坂本町の八竜山自然公園の林道風景。一見きれいに草が刈られ整備されているかのような光景ですが、以前はシダや低木にびっしりと覆われていた場所だそうで、こういった食害が相当な広範囲に広がっているそうです。
 ここまでやられてしまうと、例えばブナなどは水分を多く含んだ地帯でないと育たないそうですが下草が一切食べ尽され、風が入って乾燥し、再生していくことが難しいとのこと。土壌も変わるし雨が降れば土砂が流れてしまうし、影響は深刻です。シカ食害は近年急速に広がっているとのことで、環境面でも防災面でも大きな不安が広がっています。
 行政としても多面的な角度から総合的対策に力を入れていかなければならないと感じました。
 その後、県南広域本部を訪問し、お話を伺いました。本部長さんはじめお忙しい中お世話になりました。