上天草市に行ってきました
本日は上天草市議選最終日。
宮下昌子さん勝利へ、応援宣伝に行ってまいりました。
「ちゃんとしたひとがおらんばいかん」等々、多くの期待の声をお聞きしました。
前震から一年
13日、熊本地震から一年が経過し、現時点での課題を整理し、いのちネット熊本の皆さんと対政府交省を行いました。
内容はまたホームページでも紹介させていただきます。
さて14日は午前、県主催の追悼式典に出席させていただいた後、午後から法律相談会を渡鹿の自宅で行いました。
以前避難所でお知り合いになったAさんが相談会にこられました。熊本市がすべての避難所を閉鎖するというその日、最後の一人までちゃんとした行き先が確保されるよう、行政とのあいだに立って交渉しておられたのがAさんでした。
Aさんが末期がんにおかされ、余命数ヵ月と宣告されたとのお話を先日うかがった際には、思わず言葉を失いました。Aさんは、知人のことで力になりたいと、法律相談を申し込まれたのでした。
数ヵ月ぶりにお会いしたAさんはずいぶんお痩せになっていましたが、「ガンなんかに負けるつもりは全くない。治ってみせます」と力強く話されました。ご自身が大変な状況なのに、避難所におられた時と同じように、他人のために駆け回っておられるAさん。すごい人だと思いました。お話ししながら思わず涙してしまいました。
ぜひ病気にも打ち勝ってほしい。
立憲主義を未来へつなぐ大学人の会
ありゃ? 写真が反対になっちゃったかな?
今日は「立憲主義を未来へつなぐ大学人の会」設立の集会に、「誰でも参加できます」とのチラシを見て参加させていただきました。
熊本大学法学部の阿部悠貴先生のお話を大変興味深くお聞きしました。ポピュリズム台頭の背景に社会の産業構造の変化があったというお話。ふむふむ。つまり、現代のポピュリズム台頭は、歴史的にも経済的にも必然性があるということなんだな。けれども一方で先生は「どうすれば健全な政治が取り戻せるか」との問題提起もされました。ああそうか。必然性はあるけれども不健全なんだ。だとすれば、健全な政治の実現を目指す取り組みというのは、「必然性」に抗した「逆流」なのか? いやいやそうではあるまい。不健全だと感じるからこそ、こうして良識ある先生方が主体性を発揮して「会」の設立を準備し、その呼び掛けに応えて多くの先生方、若者が参加して設立集会を成功させられたのではないだろうか。不健全な政治の台頭を許すまいと立ち上がる「主体性」、そしてその主体性に呼応する良心・良識の「大結集」。これこそが、不健全な政治を打ち破る「法則性」に違いあるまい。
…などと、あーでもないこーでもないと考えた夜でありました。
涙ながらの訴え
今日は衆院予定候補であり、党熊本地震対策本部長でもある松岡勝さんと一緒に街頭宣伝、そして熊本市東区の応急仮設住宅を訪問し、入居されておられる方々のご要望伺いに回りました。
日中でもありご不在が多かったのですが、声をお掛けしたところでは大半の方が好意的に応対してくださいました。
改めて実感したことは、仮設入居者は夜も眠れないほどの大きな不安にさいなまれながら、日々の暮らしを送っておられるということ。「もう若くもないから家を再建することもできない。けれどいつまでここに住み続けられるのか」「知事の『二年で追い出すなんてことはしない』との言葉を聞きましたが、『追い出す』って、まるで私たちは犬か猫みたいに思われているのでしょうか」等々、涙ながらにお話をされる姿に私たちも胸が痛みました。
仮設入居者は、地震によってそれまでの住まい、家族の団らん、近所付き合いなどそれぞれの幸せが一瞬のうちに奪われた方々です。「家を失ったものでないとわからない」との言葉に、想像を絶する悲しみ、苦しみがあったのだろうことを感じました。このような方々に少しでも安心や希望を届けていくことができるのか、大きな課題が突きつけられています。