25日、立野ダム工事にともない柱状節理の一部が破壊される問題で、立野ダムによらない治水を求める県議の会など三団体はこのほど、ダム建設中止を求めるよう要請する文書をユネスコ本部などに送ったことを発表しました。
会見には西聖一県議、岩中伸司県議らとともに私も参加しました。
立野峡谷は世界ジオパークが認定した阿蘇ジオパークのみどころのひとつである柱状節理が見事に残されています。長い年月をかけて形成された自然の奇跡的な地質・地形を破壊する権利が国や県にあるのでしょうか。
ダム以外に住民の安全を守るすべがないわけでは決してありません。むしろダムにより、逆に下流域の住民は危険にさらされることになります。
近年の異常気象や想定外の豪雨を考えれば、ダムによらない治水、防災策こそ進めるべきであります。とりかえしがつかなくなる前に、県と国交省は冷静さを取り戻せと言いたい。