北朝鮮の核実験強行に対する意見書

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 7日、9月県議会が始まりました。
 開会日に議員提出議案として、「北朝鮮のミサイル発射および核実験にたいする抗議と、国に厳格で実効的な措置を求める」意見書案が提案されました。
 もちろん、世界の世論や国連安保理決議などを踏みにじって暴挙を繰り返す北朝鮮の無法行為は決して許されるものではなく、私も討論に立ち「断固として抗議」の意志を表明しました。
 一方、意見書には党派によって政策が異なる「ミサイル防衛体制の充実・強化」を図るよう政府に求める内容が含まれていたため、採決では反対しました。
 安倍政権はいま、「今は対話の時ではない」と言って、国連安保理議長声明が強調した「対話を通じた平和的解決」の道を否定し、技術的に未確立で、安全性も疑問視されているミサイル防衛費に、兆単位で国費を投入する事の推進をはかろうとしています。来年度予算編成の概算要求では今年度予算の倍以上の金額が要求されています。
 米朝がお互いの真意を確認することなく威嚇や挑発を繰り返す状況がこのままエスカレートすれば、偶発的な事態や誤算が生じて武力衝突が勃発する危険性が高まります。もし軍事衝突という事態になれば、もっとも深刻な被害を受けるのは韓国と日本の国民です。
 日本は米朝にたいし直接対話を促すべきであり、その事こそ意見書で、政府にたいし、求めなければならない事ではないかと訴えました。
 討論の全文はホームページ「日本共産党 山本のぶひろ」に掲載しています。興味ある方はご覧ください。