年金制度 わがどんが(自分たちの)心配の前に


 6日、県議会厚生常任委員会に、物価高騰に見合う年金支給額への改善を訴え、国に意見書の提出を求める請願が、「年金者組合」の皆さんから提出されました。
 物価高騰が続く中で高齢者の命綱である年金は実質目減りしており、ますます厳しい生活を余儀なくされています。暮らせる年金額に引き上げることがどうしても必要です。
 委員会で私は、請願は採択されるべきであると訴えましたが、自民、公明議員の反対で不採択となりました。

 ふと思い出したのは、2018年11月議会で提出された「地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書」のことであります。この意見書案が提案された時、私は「議員の年金制度を心配する前に、国民が心配しなくても済む年金制度を確立させることこそが、議員としてやらねならない仕事ではないか」と反対討論をおこなったことを思い出しました。
 結局、その時の意見書は私以外の賛成で採択されました。いっぽうで年金暮らしの高齢者の切実な願いに背を向ける自公議員。議員が存在する意味を彼らはどう考えているのでしょうか。