震災レポート①

 大地震発生から6日が経過。バタバタしておりましたがざっとご報告していきたいと思います。
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 14日、いままで経験したことのない揺れに見舞われました。
 余震が続く中、カミサンと息子を置いて出るのは申し訳なかったのですが見回りに出動。
 とるものもとりあえず屋外に飛び出している方々に避難所の案内の声をかけてまわり、毛布の調達に奔走したのち、震度7が報じられた益城町に入りました。
 大規模な停電の中、道路や家屋の破壊のすさまじさに息をのむとともに、なすすべもなく4時ころに帰宅。カミサンと息子が寄り添って寝入っていたことにちょっと安心。
 日が変わって明るくなり、避難所の様子をうかがって再び益城町に入り、町役場を伺いました。あわただしく駆け回っておられる皆さんの邪魔にならないよう、西村町長さんにちょっとだけご挨拶をして早々に退出。
 党益城支部の皆さんの安否確認をすると、高齢のKさんの状況がわからないということだったのでご自宅を訪問。傾いた家の外のなんと路上でKさんは「気分が悪い」と横になっておられました。そのまま市民病院に運び、その後党事務所で対策会議。党としての災害対策本部を立ち上げました。
 午後、緊急に熊本入りしていただいた田村貴昭、真島省三衆院議員とともに、私自身は三度目の益城入り。いたるところで大渋滞が発生していました。避難所や被災家屋などを回り、住民の方から涙ながらのお話を伺い、切実・緊急な要望について役場の災害対策本部にお伝えしました。
 夜には再び地元の小学校、中学校、公民館などの避難所を訪問。16日に日が変わるころ帰宅。その矢先、前回を大きく上回る「本震」が熊本を襲ったのでした。また引き続きレポートしていきます。
 

大井手の会の花見

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 渡鹿の「大井手を守る会」の花見に参加させていただきました。幸い桜もわずかながら残っており、楽しい会話で盛り上がりました。
 大井手は白川の渡鹿堰からかんがい用として取水された水が流れる水路です。加藤清正が開削したと言われており、一の井手、二の井手、三の井手と順次分水し、現在も農業用水として利用されています。
 大井手は、一時期家庭からの生活排水の流入などによりドブ川と化してしまったそうです。そこで渡鹿地域の方々が、かつてホタルが生息していたほどの清流を取り戻そうということで、ホタルの放流をおこなうほか,清掃活動などを続けて来られました。現在は北原公園の一角にホタル小屋が設けられ、ホタルが自生しています。
 熊本市中央区は今、大井手を活かしてまちづくりを進めていこうと、「大井手の楽校」を開催しています。ぜひ地域の皆さんが大井手を大切に守ってきた歴史や思いを大切に尊重しながら、ともに考えていただければと願います。
 

シカの食害調査

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 7日、球磨川沿いの山林で、シカによる食害が深刻化しているというお話を聞き、八代市の自然観察指導員のつる祥子さんにお話を伺いました。
 上の写真は八代市坂本町の八竜山自然公園の林道風景。一見きれいに草が刈られ整備されているかのような光景ですが、以前はシダや低木にびっしりと覆われていた場所だそうで、こういった食害が相当な広範囲に広がっているそうです。
 ここまでやられてしまうと、例えばブナなどは水分を多く含んだ地帯でないと育たないそうですが下草が一切食べ尽され、風が入って乾燥し、再生していくことが難しいとのこと。土壌も変わるし雨が降れば土砂が流れてしまうし、影響は深刻です。シカ食害は近年急速に広がっているとのことで、環境面でも防災面でも大きな不安が広がっています。
 行政としても多面的な角度から総合的対策に力を入れていかなければならないと感じました。
 その後、県南広域本部を訪問し、お話を伺いました。本部長さんはじめお忙しい中お世話になりました。

二女、引っ越す

 2日と3日は、この春晴れて大学生となった二女の引っ越しのため家族総出で荷物運びを行ないました。おかげでいまだに筋肉痛です。
 子どもの成長はうれしい半面、とつぜん家の中にぽっかりと穴が開いてしまったようでとても寂しいものです。
 娘らも生活環境がまたガラリと変わり、何かと大変なことが待ち受けているかもしれません。負けずにがんばれよー!
 
 昨日は街頭でTPP反対の署名活動を行ないましたが、スーツ姿の若者の姿も目立ちました。新たな門出を迎えた若者らよ、健闘を祈るぞ。
 ああ、それから、もうちょっと署名の呼びかけにも足を止めてくださいね。

 

若者の未来に希望広がる社会へ

 この3月、熊本聾学校、帯山中学校、託麻原小学校の卒業式に出席させていただきました。
 それぞれがとても心に残る素晴らしい卒業式でした。卒業生の皆さんのこれからの人生に心からのエールを送りたいと思います。
 しかしながら、進学にしても就職にしても、日本社会はあまりにも若者に冷たい社会になってしまっています。あまりに大きい学費の負担。利子をつけての返済が求められる奨学金制度は大学生の二人に一人が利用し、返済額は平均で260万円にもなるというのです。ブラック企業・ブラックバイトの横行や非正規雇用の広がり。こんな社会に夢や希望が描けるでしょうか。
 先日、ある小学校の先生から、中学の制服が買えないご家庭のお話を聞きました。中学に相談し、お古の制服を調達する事ができたそうで、親御さんは「これで子どもに制服を着せて入学式に参加させることができる」と大変喜ばれたそうです。こういったご苦労はいろんなところで広がっているのではないでしょうか。
 未来ある若者を応援する社会にしていかなければならないと思います。格差と貧困を広げるような悪政ストップの声をあげていきましょう。
 ちなみにわが家の二女、長男もそれぞれ高校と小学校を卒業しました。がんばれよ!

寺内大介さんを励ます集い

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13日は甲佐町宇城市で開かれた「寺内大介さんを励ます集い」に参加させていただきました。
宇城市の集いでは、私の中学時代の恩師や、長年ご無沙汰していた私の叔母も参加してくださっていて、恐縮の至りでした。

2月議会開会

 本日から2月県議会が始まりました。
 本会議では「北朝鮮のミサイル発射に対する抗議と国に毅然とした対応を求める意見書」が議員提出議案として提案されました。
 北朝鮮のミサイル発射行為は断固非難されるべき問題でありますが、決議文の中に「弾道ミサイル防衛体制のさらなる整備」との文言が。これは問題解決につながらないばかりか際限のない軍事費の膨張と緊張の激化という悪循環に陥ってしまいます。ということで討論を行なったうえで採決に反対しました。
 反対討論の発言内容はHP「日本共産党 山本のぶひろ」で公開しますのでぜひご覧ください。