若者の未来に希望広がる社会へ

 この3月、熊本聾学校、帯山中学校、託麻原小学校の卒業式に出席させていただきました。
 それぞれがとても心に残る素晴らしい卒業式でした。卒業生の皆さんのこれからの人生に心からのエールを送りたいと思います。
 しかしながら、進学にしても就職にしても、日本社会はあまりにも若者に冷たい社会になってしまっています。あまりに大きい学費の負担。利子をつけての返済が求められる奨学金制度は大学生の二人に一人が利用し、返済額は平均で260万円にもなるというのです。ブラック企業・ブラックバイトの横行や非正規雇用の広がり。こんな社会に夢や希望が描けるでしょうか。
 先日、ある小学校の先生から、中学の制服が買えないご家庭のお話を聞きました。中学に相談し、お古の制服を調達する事ができたそうで、親御さんは「これで子どもに制服を着せて入学式に参加させることができる」と大変喜ばれたそうです。こういったご苦労はいろんなところで広がっているのではないでしょうか。
 未来ある若者を応援する社会にしていかなければならないと思います。格差と貧困を広げるような悪政ストップの声をあげていきましょう。
 ちなみにわが家の二女、長男もそれぞれ高校と小学校を卒業しました。がんばれよ!