水俣病現地調査

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 26日は、水俣病問題での現地調査が鹿児島県出水市で行われましたので参加してきました。
 公式発見から62年の年月が経過して、なお解決の見通しが立たないおおもとにあるのは、加害者である国、県、チッソが被害の実態に向き合わず、不当な線引きをしてすべての被害者救済の道に背を向け続けてきたからにほかなりません。今回の現地調査は、地域、年代に基づく現状の線引きが、いかに被害の実態に見合っていないか、専門医学的解明や疫学的調査の実態からも浮き彫りにされました。
 私は6月県議会の一般質問で、不知火患者会会長の大石利生さんがいかに感覚障害に苦しめられていたかという経験談を紹介させていただきました。残念ながら大石さんはお亡くなりになりましたが、命を懸けて「すべての水俣病被害者を救済する」たたかいに身を投じられました。 大石さんのご遺志を継いで、水俣病解決のためにこれからも奮闘していきたいと思います。