井戸を掘る医者 中村哲さんの講演を聞きました

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 楽しみにしていた、中村哲さんの講演会に参加させていただきました。企画・主催いただいた皆さんありがとうございました。

 目の前に起こっている現実と向き合い、そしてそこに暮らす人々が安定的に暮らし続けることができるよう、何をすべきか、どうすればできるかを探究し、行動されてきた中村さんが作り上げてきたものは偉大なものがあります。私などはとてもとても真似できる事ではありませんが、しかしそれはそれとして、私が今立っているポジションで、私は何ができるのか、どう行動すべきなのか。このことは考え続け、そして行動し続けていかなければならない責任を負っていると感じました。

 ところで、加藤清正の時代に整備された白川の渡鹿堰、鼻ぐり井手などのかんがい施設が、世界かんがい遺産に登録される運びとなりました。素晴らしい事です。先達の利水の取り組みや農業土木の知恵には改めて驚かされます。はたして現代の日本の公共事業は、こうした素晴らしい技術や合理的な考え方を活かし、継承したものとなっているのでしょうか。