震災レポート⑤ 川内原発稼動停止せよ!

 21日、「前震」発生から一週間が経過しました。避難所を連日回っていますが、様々な問題が次々に発生しています。ボランティアの方々の疲労も大きくなっています。連日ボランティアとして避難所につめていらっしゃる方に声をおかけすると、涙ぐんで感謝の言葉を述べられました。ご自身の家の被災も省みず、避難者の方々のために身を粉にして駆け回っておられます。本当に頭が下がる思いです。
 その一方、ちょっとしたいさかいも発生しています。避難所の運営、秩序、生活改善について考えていかなければならない時期に来ています。子どもを持つ保護者の皆さんも、小学校が避難所となっているため、一刻も早い学校再開を願いつつ懸命に頑張っておられます。なんとかこういった皆さんの少しでもお手伝いができればと、他県から届けていただいた物資をこの日もお届けしました。
 それにしても、避難所の食事が依然として改善されません。ライフラインの復旧がすすみ、店には食料が出回り始めているというのに、避難所では三度三度の食事の確保に四苦八苦しているのです。一方で「避難所への食料は足りている」と熊本市はおっしゃっています。まったく実態と合っていません。なぜこのような矛盾が起きるのかまったく理解できません。繰り返し現場の実態を市や県に伝え、一刻も早く事態を改善させるよう求め続けていかなければなりません。
 22日、熊本市議団と現状の問題について話し合いをおこないました。避難所の生活改善、医療・介護を必要としている方々への支援体制、生活と仕事の再建に向けて取り組むべき課題などについて市や県に働きかけていくことを確認しました。
 そして時間の合間を見て今日も支援物資を届けて回りました。
 夕方、党県委員長や水俣高岡市議とともに、熊本県にたいし「川内原発の稼動停止を国に求める」申し入れをおこないました。専門家も南西方面への断層の動きへの警戒を呼びかけている事、新幹線や高速道路がストップしているもとで、万が一にでも原発事故が起きれば住民は避難さえできず大変な事態になってしまう危険性を指摘し、原発の是非についての見解の違いを越え、地震活動が活発化しているもとでは原発の稼動停止を求めるべきだと訴えました。
 熊本県にたいし、これで地震発生後3回目の申し入れとなりました。それぞれの全文は「日本共産党 山本のぶひろ」に紹介しますのでご覧ください。
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 よる、龍神橋食堂の前を通ると暖簾がかかっています。中を除くと、なんと早くも営業を再開されていました。火曜日から店を開いていると聞いてなおさらビックリ。多くの皆さんが早く元の生活を取り戻せたらいいなと願いながらメンチカツ定食をいただきました。