クリスマスが近づいてきたある日の夜のこと。
長男が私に言った。「お父さん、クリスマスにサンタさんが来たときに写真撮っといて」。
はあ? あんたいまだにサンタを信じているのか?
・・・・と、思ったが口には出さず、とりあえず「無理だと思うけど」とこたえておいた。
息子5年生。サンタがプレゼントを持ってきてくれると、本気で思っているんだろうか。
念のために、カミサンと高2の次女に聞いてみた。
カミサン「信じてるわけないでしょ。こないだバスケのシューズ買ってあげたからプレゼントはもういいよ」。
いっぽう、次女「そういえば、友達で中学になるまで信じてた子がいたよ」。
うーむ。
もしや、プレゼント欲しさに、わざと信じている芝居をしているのか? この野郎だったらやりかねないな・・・・いやいや、本気だったら夢を裏切るわけにも・・・・
悩んだ挙句、以前から欲しがっていたバスケ漫画のコミックを古本屋でまとめ買いした(といっても6巻までだけど)。カウンターで「すみませんがプレゼントっぽくしていただけませんか」とお願いしたら、とても丁寧に包装してくださった。ほんとにどうもすみません。
写真は、息子が喜んで破り捨てた後に撮った包装紙の写真なので少しシワ入り。
息子への疑念は晴れないが、喜んでいるのでまあいいか。