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慰安婦発言で思うこと

 6月2日付け赤旗日曜版に、橋下大阪市長との面談をとりやめた二人の日本軍「慰安婦」被害者がつらい体験を語っておられる。
 「軍服を作る工場で働く」とだまされ、連行されたこと。相手をさせられた兵士の数は一日15人から50人以上にものぼったこと。暴力は日常的で、監視がいて逃げ出したくても逃げられず、死にたくても死ねず、性奴隷を強いられたこと、など証言されている。
 連行された当時、二人の年齢は14歳と11歳。記事を読んだだけで胸が押し潰されそうになる。
 再度、橋下氏の発言をふりかえる。「銃弾が雨嵐のごとく飛び交うなかで命がけで走っていく時、猛者集団を休息させてあげようと思ったら慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」。
 米軍に風俗の活用を勧めた発言は米政府からも一喝され、とたんにシュンとなって「撤回、謝罪」したが、一方、前段の発言は撤回も謝罪もしていない。
 猛者集団だと? なに言ってんだ。犬畜生レベルの狂気の集団ではないか。
 考えてみれば、人をためらいなく殺さなければ殺されてしまう戦場では、人間らしい理性や感情など捨て去られてしまうのだろう。
 それならばなおのこと、私たちは人の心を失う戦争を憎み、どんなことがあっても同じ過ちを繰り返してはならないのだと決意すべきなのではないだろうか。
 誰だってわかるんじゃ?