屈してしまう人々

 本日は法律後援会の皆さんと街頭宣伝。写真のデータをいただくのが間に合わなかったので、それはまた後日に。

 弁護士、税理士、社会保険労務士の皆さん方だけに、さすが、こんにちの憲法改定の議論の問題点や、雇用問題、税制問題など知見が深い。

 ところで、靖国神社参拝や過去の侵略行為を認めなかった発言に中国や韓国などから批判を受けていた安倍首相。「我々は脅しには屈しない」と、ずいぶん鼻息が荒かったが、米国政府から「アジア情勢の不安定を招く」と非公式に日本政府に懸念の意が伝えられると、とたんに腰が砕け始めたようだ。10日、菅官房長官は、過去の侵略と植民地支配を謝罪した1995年の「村山談話」を、「歴代内閣と同じように引き継ぐ」と言明した。

 あれ? 安倍サン、村山談話の見直しを指示したんじゃなかったっけ? 別に見直さないことがけしからんと言うつもりはないけど。アメリカに対してはとことん弱腰になっちゃいますのですね。

 ただ、「安倍政権は反省しているように見せながら、一方で『植民地支配』『侵略』の言葉を削除した新たな談話を準備している」との報道も一部あるようで、それはそれで問題なのだが。

 いずれにせよ、アメリカの逆鱗に触れることを最も恐れているようにしか見えない安倍首相の屈辱的な対米従属の外交姿勢は、基地被害やTPP、9条改定押し付けなど、日本国民に甚大な被害をもたらすばかりだ。

 「強い日本を取り戻す」という自民党のスローガンがむなしい。真の日本の独立をめざしましょうよ。