冷酷な熊本の生活資金貸付制度

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 生活資金に困っている方々のための資金貸付制度が、社会福祉協議会を窓口に作られています。このほど新型コロナウイルスの影響を受け、緊急の特例貸付制度が創設されました。ところが熊本県の場合、過去の貸付の滞納があれば、新たな貸付は認めないとの対応をとっています。このような対応をとっているのは九州では熊本県だけです。
 大地震を経験した熊本では、今なお多くの困難を抱えながら生活再建の努力を続けておられる方々が少なくありません。そういう中でのコロナ禍。県下において行政に求められているのは、他県に増して困っている方々に寄りそった支援強化であります。ところが、他県が貸し付けに要件を設けていないにもかかわらず、熊本県が独自のハードルを設けるというのはあまりにも冷たいやり方だと言わなければなりません。
 写真は県社協での交渉の様子。これからも繰り返し改善を求めてまいります。

ヤマガラに豆をくれてやる長女

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  長女が近くの山頂で、一人ぼおっとしていたそうです。するとそこにたまたまやってきた、どこかのお父さんと小さな子どもさんが豆を分けてくださり、一緒に飛んでくる鳥に豆をあげたそうです。写真はちょうどヤマガラが飛んできたときの写真。お父さんが撮ってくださいました。ありがとうございます。

コロナ自粛で業者は深刻

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 3月26日、花屋さんや割烹、中華料理店、障がい者就労支援施設、和菓子店などを訪問し、コロナ自粛による影響の状況を伺いました。真島省三衆院議員、上野美恵子・那須熊本市議、福田慧一宇土市議、五嶋映司宇城市議らとともに訪問。「3月が一番の書き入れ時なのに、キャンセルばかり」「融資があると言ってもこれ以上の借金は無理」など切々な訴えが相次ぎました。
 コロナ自粛で深刻な大不況に陥りつつある状況です。一軒たりとも倒産・廃業に追い込んではならないとの決意で、国・県は希望の見える支援策を打ち出すべきです。なかでも多く聞かれる要望は資金繰りの問題。家賃や人件費、リース代などの固定費補助や税金支払いの免除・減免が必要です。

新型コロナ対策の強化を求めて申し入れ

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 3月17日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、県民生活に深刻な影響が及んでいることから、いのち・平和ネット熊本の皆さんとともに、熊本県に対し、対策予算の拡充や県独自の支援策強化を求めて申し入れを行ないました。
 申し入れでは飲食業を営んでおられる自営業主の方から、「コロナの影響で宴会の予約キャンセルが1,500人にものぼり、危機的な状況です」と深刻な状況の訴えがありました。県は「国とともに対策強化に努めていきたい」との回答でしたが、少しでも展望が見いだせるような、窮状に寄りそった支援を行き渡らせることが喫緊の課題であると感じています。
 同時に、これまで国や県が進めてきた、外需頼み・呼び込み型、開発偏重型の経済産業・観光政策がいかに不安定で崩れやすいものであるかということも、痛切に検証しなければならない問題です。蒲島知事はこの期に及んでも、いまだ「大空港構想」「大型クルーズ船」などを「創造的復興」の起爆剤としてアピールしていますが、地産地消の地域循環型経済を土台に、県民生活を支える施策の推進こそ、熊本ならではの復興や繁栄への道が開けるのではないでしょうか。
 22日がいよいよ県知事選挙の投票日。新たな県政の誕生へ最後まで力を尽くしましょう。

2月議会、閉会しました

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 26日、2月議会が終わりました。最終日は予算議案等にたいする反対討論に立ち、新型コロナ対策、立野ダム建設、水俣病加害企業チッソの子会社閉鎖と全員解雇問題、大空港構想の問題等について意見を表明しました。
 突っ込みたいことはいろいろありますが、県民の要求を県政に届ける役割を果たさねばと心がけ、力を尽くしました。また引き続き努力してまいりたいと思います。
 写真は本文とは関係ありませんが、議会最終日の朝、討論原稿の準備などでくそ忙しかったのですが、カミさんが当直で不在だったため、息子の弁当をつくりました。
 すると朝から息子いわく「今日は家庭科の実習で親子丼を作って食べる」。なんだよ早く言っとけよてめえ。ところが息子は申し訳なく思ったのか、弁当も全部食べて帰ってきました。もちろん親子丼も食べたとのこと。結構な量だったと思いますが。

またしても大矢野原演習場で火災発生

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 米軍と自衛隊による日米共同訓練が行われている大矢野原演習場で、またしても火災が発生しました。
 火災は2018年8月の訓練時においても発生しており、その時は自衛隊からの要請をうけた地元の消防団、近隣の住民らも消火活動に参加し、危うく難を逃れたとのことでした。私たちはその際も自衛隊に抗議の申し入れを行ないましたが、「二度とこのようなことが起こらないよう細心の注意をはかる」との回答は、その場しのぎのいい加減なものだったのか、と怒りが沸き上がります。
 近隣住民に不安を感じさせることがないよう、細心の注意と対策をおこなうことよりも、訓練の実施をなにより優先させていることの表れではないでしょうか。
 22日、いのち平和ネットくまもとの皆さんとともに、西部方面総監および熊本県に対し、抗議と訓練中止を求める申し入れを行ないました。

日米共同訓練の中止を求める

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 18日から始まった日米共同訓練に抗議し、中止を求める集会が、大矢野原演習場がある山都町で開催され、私も参加してきました。
 真島省三衆院議員が、先日おこなった九州防衛局への申し入れについて報告されました。