安倍流「大学改革」問題で県立大、学園大と懇談

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  いかんなあ。意識しないとすぐSNSにご無沙汰してしまいます。
過去のことを掲載してもどうかなとは思いますが、記録しておきたいということで、どうかご容赦を。
 安倍政権のもと、「大学の構造改革」が進められようとしています。基盤的経費である運営交付金や私学助成を削減し、他方で「選択と集中」による資金獲得競争を激化させています。教員の業務は激増する一方で研究時間は減り、研究力に関する日本の国際的地位も低下傾向にあります。
 こうした安倍流「大学改革」では国公立も私学も、ますます大学運営に困難が広がります。
 日本共産党県委員会はは11月28日、県立大学、熊本学園大学を表敬訪問し、安倍流「大学改革」について懇談しました。党中央委員会の土井誠学術文化委員会事務局次長とともに訪問し、大学側からは、ご多忙のところ県立大では半藤学長、脇上企画調整室長、田中事務局長、学園大学では目黒理事長、幸田学長、本山常務理事、西事務局長の各位にご出席いただき、貴重なお話を聞かせていただきました。
 土井さんは懇談後、畑野君枝衆院議員と国会質問について打ち合わせの電話をしていました。ぜひ今後も国会や市議会の党議員とも連携しながら、展望の持てる大学改革の方向を求めてまいりたいと思います。
 

もはや立野ダムは必要なし ・・・ 熊本市長選を前に、ダム学習会

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 熊本市長選挙がせまる24日、「いのちとくらし・平和を守る熊本ネットワーク」で、立野ダム問題についての学習会が開催されました。
 私も報告者の一人として、報告をさせていただきました。

 いま、毎年のように、というか年に何度も、これまでに経験した事の無いような豪雨災害に日本列島は見舞われています。ダムは、あくまで想定内の降雨であれば、洪水調節機能の一端を担えるかもしれません。けれどもそれは、あくまでダムの許容量の範囲内であります。
 ダム湖の貯水が満杯になれば、ダムは決壊という大惨事の事態を回避するために、たとえ豪雨が降り続き下流の河川流量がギリギリの状況であったとしても、緊急放流せざるをえなくなります。そしてそれは、鬼怒川、小田川などで実際におこなわれ、下流域は堤防が決壊し、住宅が押し流されました。尊い人命も犠牲となりました。
 こうした事態を受けて、いま国交省には重大な問題が突きつけられています。それはダムを含む総合的治水対策というやり方の危険性です。
 ダムを含む治水対策の考え方は、まず河川の上流でダムにより一定の流量をカットします。そのため下流に流される水位が下がります。その結果、下流の堤防は下がった水位の分だけ低く作れるというわけです。
 ところが現実には「緊急放流」という事態が起こりうるわけです。実際に起こっています。その際、ダムの洪水調節を前提として下流の堤防を低くしていたら、大規模な水害が引き起こされるのは当たり前の事です。堤防を低く作っておきながらダムを緊急放流させる行為は、重大な行政の不作為として責任が問われる事態にならざるをえません。ということは、ダムの緊急放流を想定し、それでも洪水から下流域を守れる堤防を作っておくことが、行政の当たり前の務めであると言えるでしょう。
 ん? ちょっと待ってください。 ダムの洪水調節機能が失われることを想定して堤防を整備しなければならないということは、そもそもダムを作る必要が無いという事ではないですか。 何でわざわざ数百億から一千億を超えるような莫大な事業費をかけて、ダムを作る必要があるでしょうか。
 国交省は、「ダムがあれば洪水調節が働いている間、住民が避難する時間を稼ぐことができる」などと説明します。私はこれはとんでもない議論だと思います。皆さん、例えばそうした事態を想像してみてください。 ダムが刻々満水に近づいている。緊急放流がなされる前に住民らは避難を完了した。そこでダムの放流。押し寄せる濁流により堤防は決壊。住宅は押し流され、町は壊滅状態。それでも、「ダムがあったおかげで住民は避難する時間がありました。ダムよありがとう」なんて事になりますか? 冗談じゃありません。ダムの緊急放流に耐えうる堤防を整備しておくべきことは当然であります。 ダムの洪水調節機能が無いものとして、堤防を作らなければならないということは、そもそもダムは無くてもよいということではありませんか。 治水対策としてのダムの役割は、もはや完全に否定されている状況だといわなければなりません。
 立野ダムの場合は穴あきダムだから、そもそも緊急放流という機能は無いといわれるかもしれません。それでもダムが満水になれば、オーバーフローして洪水調節機能が失われることには変わりありません。「レアケース」などと言い逃れをして堤防建設をサボることは許されないわけであります。
 
 

再生可能エネルギーを制御し、原発動かす九電に抗議

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 23日、九電が「電力供給の過多」を理由に、一方では原発を稼働させながら一方で太陽光発電からの供給をストップさせている問題について、「再生可能エネルギーの普及や原発ストップの流れに逆行するもの」として、抗議の申し入れを行いました。
 仁比そうへい参院議員、田村貴昭衆院議員、真島昭三前衆議院議員、九州各県の日本共産党代表らとともに、福岡市の九州電力と九州経産局を訪問。申し入れ書を手渡し、抗議の意思を伝えました。
 それにしても、相変わらず原発を「重要なベースロード電源」と位置付ける安倍政権のエネルギー政策。今なお事故の終息の見通しが見えない福島原発事故を経験しながら、しかもこれだけ地震が頻発し、火山活動の活発化も懸念される状況でありながら、よくそんなことを依然として強調できるものだと思います。
 それは安全安心を求める国民の願いに背を向けるだけでなく、これから日本がインバウンドにも力を入れよう、オリンピックも成功させようと躍起になっているこの時期に、世界に対して日本がいかに防災や環境、持続可能な社会づくりに配慮する意識が欠落しているかを露呈する、大変恥ずかしく情けないことではないかと思うのですが。

NUMOから締め出しをくらった! 核ごみ処分場説明会

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 20日八代市で、原発から出る核のごみについて、最終処分場の適地とされた八代市で説明会が開催されました。
 私も参加させていただこうと思い会場にまで行ったのですが、なんと受付で「定員オーバー」との事で入場お断り。
 部屋の外で声を聴くだけでよいからと、会議室の前まで通させてもらおうとしたのですが、それも断られました。「わけがわからん」と食い下がりましたが、結局NG。
 私と同じく会場には入れなかった女性の方は、事前にどこに申し込んだらいいのかわからず、八代市役所に問い合わせたが「わかりません」との回答。結局、当日受付で大丈夫だろうと考えて会場に行ったところ「入場お断り」と言われ憤慨しておられました。
 今回の説明会の主催は、最終処分場建設地の選定から最終処分の実施、処分場閉鎖後の管理等、最終処分事業の全般を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)。昨年は、お金を渡して「やらせ」の参加者?を動員していた事態が発覚するなどの問題を引き起こしています。
 住民に周知せず、またごく少数の参加希望者さえ締め出すNUMO。はなっから、住民との話し合いをやる気などなかったのではないかと感じさせられた説明会でした。
 

ありがとう、喫茶レストラン「グルメ」

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 県庁近くの喫茶レストラン「グルメ」が20日、長年の歴史に幕を閉じ、閉店されることとなりました。
 私もしばしば利用させていただいていましたので、感謝の思いもこめて19日夜に行ってきました。
 案の定、店はお客さんでいっぱい。「オーダーストップ」の看板も入り口にかかっていたので、あいさつだけでもと思い店内に入ると、奥から「どうぞ、いいですよ」とご主人の声。最後のカツ丼をおいしくいただきました。
 グルメさん、長年お疲れ様でした。

 ・・・あっ、夜に会議があったんだった。 いま思い出した。 すみませーん。