本日は東京です

f:id:yamanob:20171222083807j:plain
写真はわかりづらいですが、飛行機の窓から見えた富士山です。本日は東京での会議出席のため日帰り上京であります。上空からみると、大地の光景はとても美しいですね。カメラの性能と撮影技術により、美しさをお伝えできずに申し訳ありません。こうした光景を見ると、やはりかけがえのない地球を、美しいまま後世に残していかねばと思います。

益城町の区画整理事業

 20日、益城町の都市計画審議会が、木山地区の区画整理事業案を反対多数で否決しました。
 私は、この問題については益城町も、そして熊本県もずいぶん拙速に事を進めようとしている強引さを感じていました。町民の暮らしを、そして益城町のまちづくりのあり方を大きく左右する重大問題であるだけに、しっかり議論を進めていく事が必要だと思います。
 12月県議会では蒲島知事が、県が事業主体となって取り組むことを表明し、用地の先行取得のための予算7億3千万円余が提案されました。私はこの予算計上について反対討論をおこないました(討論の詳細はHP「日本共産党 山本のぶひろ」をご覧ください)。 概要は、県の役割は町民・町が決めたことを支援する役回りに徹することが大事であるということ。そして、区画整理事業は全国的に見ても行き詰まっている事例が少なくないこと。県や町は「スピードが大事」と言うが、早く事業を「スタート」させるのが大事なのではなく、早く「ゴール」することが大事なのであって、ゴールは何かと言えば「益城町の復興」という大目標であること。ボタンを掛け違えたまま拙速にことを進めると、町の中に分断、対立、禍根を残す事になりかねない事などを力説しました。
 審議会の否決により、この先どうなるのかと不安を高めておられる住民の方々もおられる事と思います。地元の住民の中から、「区画整理によらない別の道がある」と、まちづくりのすすめ方を提案される動きも始まっています。町や県は、結論ありきではなく、住民の皆さんの願いに真剣に寄り添い、方向性をともに考える姿勢を強く求めたいと思います。

12月議会終わる

f:id:yamanob:20171204112857j:plain
今回の議会ではいろんなテーマについて取り上げました。オスプレイ飛来・日米共同軍事演習問題、立野ダム、地震関連では医療費免除制度、住まい再建支援、復旧工事や解体工事現場における下請け業者などへの賃金不払い問題、国の財政支援問題、職員増員の問題。立野ダム、瀬戸石ダム、白川漁協問題、空家対策、同和問題益城町区画整理事業問題、県職員の退職手当て引き下げ問題。
 それと、今回はずいぶんと子育て関係のテーマでも取り上げました。子どもの医療費助成問題、不登校、児童手当の差し押さえ問題、私学助成の拡充、家庭教育支援の問題。
 それから、委員会では国保関係、温暖化問題では火力発電の問題、諫早干拓潮受け堤防の開門調査。
 まだまだ勉強不足ですが一歩ずつでも住民要求の実現に貢献していけたらと思います。
 それにしても、ほんと議会は真剣勝負の場。毎回毎回必死の思いです。

国民との絆

 総選挙で日本共産党議席を減らしました。大変残念です。憲法や消費税、原発など、今後の政治動向にも不安が募ります。
 しかし一方で、矛盾したことではありますが、私は今回の選挙戦を通じ、確かな喜びを一方で感じています。それは、かつて経験したことのないといってもいいほどの、皆さんからの温かい反応をいただいたことであります。
 今回の選挙戦は序盤から日本共産党の苦戦が伝えられていました。ところが、そのことが報じられると、その一方で有識者、善意ある有権者の方々から、「共産党を後退させてはいけない」「今まで共産党に入れたことはないが、比例は共産党を支持する」などの声が公然と出始めてきたのです。
 もちろんまだそれは萌芽的なものであり、選挙結果を揺るがすほどの勢いとはなりませんでした。しかしその流れは、日本共産党が今の路線を誤らない限り、決して途絶えることなく、やがて奔流となって政治を揺るがすほどの力に広がっていくであろうことを確信させるものでした。
 選挙前の政党の離合集散劇を通じて、政治家というものは、多くのしがらみ(選挙資金、集票力など)に縛られているものだという事が、はからずも露呈したのではないでしょうか。そんな中から立憲民主党という、大義の旗を掲げた政党が登場し、多くの支持を集めたことは、私にとってもうれしいことでしたが、しかしながら、市民と野党の共同が今後とも健全に発展していくためには、企業献金政党助成金に頼らず、草の根から党を作ってきた日本共産党が、一定の位置を占めて存在することが、絶対に必要だと私は思っています。
 こうした認識は私だけでなく、この間の「市民と野党の共闘」という経験を通じて、実践的に、嗅覚的に、肌身で感じ取ってくださった市民の皆さんの中に共有され、「共産党議席を減らしてはいけない」との思いで声を上げ始めてくださったのではないでしょうか。そのことが私は大変うれしいのです。
 私は、日本共産党と国民との関係は、日本国憲法と国民との関係と似通ったところがあるのではないかと感じています。私たちはしばしば、「憲法を国民が守り、その憲法によって国民は守られてきた」との表現を使います。日本共産党と国民との関係も同様ではないでしょうか。
 すなわち、日本共産党が国民を守り、国民が日本共産党を守る。そんな信頼関係を築いてゆく第一歩が、まさに今回の衆議院選挙であったと私は思えるのです。
 もちろん、日本共産党が票と議席を減らしてしまったことについては、期待していただいたみなさんの思いにこたえられなかった反省とともに、十分に検証を深めていく必要があることは言うまでもありません。独自の自力をもっともっと大きくしなければなりません。しかし、国民の苦難軽減という立党の精神のもとに、日本共産党員の一人として奮闘することは、決して自己満足の世界ではなく、周囲の方々から「信頼」「支援」「協力・共同」という、大きなご褒美をプレゼントしていただけるという喜びに満ちた、なんとまことに充実した生きがいであろうかと改めて思います。
 

 

9月議会、終わりました。

 本日、長かった9月議会が終わりました。
 採択では、自民党が出した「本格的な憲法改正論議を国会に求める決議」を自民党が単独で(公明党も反対)採決。私は「県議会を政争の具に利用する党利党略」と批判して反対討論をおこないました。
 ほか、「医療費免除制度の継続を求める請願」も自公らの反対で不採択に。こちらについても、「県民の痛みの最小化」を強調する蒲島知事の発言と真逆のことをやっている」と批判し、今なお免除制度を県独自の支援によって継続している岩手県を引き合いに、熊本県も減免を継続すべきだと訴えました。
 討論の全文はホームページ「日本共産党 山本のぶひろ」に掲載します。ぜひご覧ください。

激励の手紙いただき感激

 匿名の方から、一文字一文字とても几帳面にお書きいただいたお手紙が届きました。
 「いつも地元民のためにご苦労いただき本当にありがとうございます」との丁寧なご挨拶から始まり、過分なお褒めの言葉をいただき大変恐縮しました。
 それだけでなく、今回の総選挙に関連し、安倍政権に対する危機感、そして戦争法廃止の野党共闘に期待する思いが切々と伝わってきました。
 市民と野党の共同で政治を動かす。どんな困難や妨害、曲折はあってもこの道しかない。この路線に日本共産党が誠実に力を合わせ、頑張っていく事に、希望を託し期待を寄せていただく方々がおられることに心が震えました。決意が引き締まり、熱いものがこみ上げてきました。
 日本の命運と国民の暮らしがかかった今回の総選挙。偽りの対決構図が盛んに宣伝されていますが、真の対決構図は、憲法と民主主義を踏みつけにし、戦争する国づくりを進める安部自民党政治及びその補完勢力と、戦争法廃止・立憲主義回復・権力の私物化許さない市民・野党共闘連合との対決であります。昨年から広がってきた市民と野党との共同の流れは決して根絶やしにする事などできません。メディア等が偽りの対決構図を創り出そうとしても、この間築いてきた野党と市民共同による信頼の絆を崩す事はできません。その事を支配勢力に思い知らせる総選挙にしなければいけないと思います。
 

北朝鮮の核実験強行に対する意見書

f:id:yamanob:20170908095326j:plain
 7日、9月県議会が始まりました。
 開会日に議員提出議案として、「北朝鮮のミサイル発射および核実験にたいする抗議と、国に厳格で実効的な措置を求める」意見書案が提案されました。
 もちろん、世界の世論や国連安保理決議などを踏みにじって暴挙を繰り返す北朝鮮の無法行為は決して許されるものではなく、私も討論に立ち「断固として抗議」の意志を表明しました。
 一方、意見書には党派によって政策が異なる「ミサイル防衛体制の充実・強化」を図るよう政府に求める内容が含まれていたため、採決では反対しました。
 安倍政権はいま、「今は対話の時ではない」と言って、国連安保理議長声明が強調した「対話を通じた平和的解決」の道を否定し、技術的に未確立で、安全性も疑問視されているミサイル防衛費に、兆単位で国費を投入する事の推進をはかろうとしています。来年度予算編成の概算要求では今年度予算の倍以上の金額が要求されています。
 米朝がお互いの真意を確認することなく威嚇や挑発を繰り返す状況がこのままエスカレートすれば、偶発的な事態や誤算が生じて武力衝突が勃発する危険性が高まります。もし軍事衝突という事態になれば、もっとも深刻な被害を受けるのは韓国と日本の国民です。
 日本は米朝にたいし直接対話を促すべきであり、その事こそ意見書で、政府にたいし、求めなければならない事ではないかと訴えました。
 討論の全文はホームページ「日本共産党 山本のぶひろ」に掲載しています。興味ある方はご覧ください。