激励の手紙いただき感激
匿名の方から、一文字一文字とても几帳面にお書きいただいたお手紙が届きました。
「いつも地元民のためにご苦労いただき本当にありがとうございます」との丁寧なご挨拶から始まり、過分なお褒めの言葉をいただき大変恐縮しました。
それだけでなく、今回の総選挙に関連し、安倍政権に対する危機感、そして戦争法廃止の野党共闘に期待する思いが切々と伝わってきました。
市民と野党の共同で政治を動かす。どんな困難や妨害、曲折はあってもこの道しかない。この路線に日本共産党が誠実に力を合わせ、頑張っていく事に、希望を託し期待を寄せていただく方々がおられることに心が震えました。決意が引き締まり、熱いものがこみ上げてきました。
日本の命運と国民の暮らしがかかった今回の総選挙。偽りの対決構図が盛んに宣伝されていますが、真の対決構図は、憲法と民主主義を踏みつけにし、戦争する国づくりを進める安部自民党政治及びその補完勢力と、戦争法廃止・立憲主義回復・権力の私物化許さない市民・野党共闘連合との対決であります。昨年から広がってきた市民と野党との共同の流れは決して根絶やしにする事などできません。メディア等が偽りの対決構図を創り出そうとしても、この間築いてきた野党と市民共同による信頼の絆を崩す事はできません。その事を支配勢力に思い知らせる総選挙にしなければいけないと思います。
北朝鮮の核実験強行に対する意見書
7日、9月県議会が始まりました。
開会日に議員提出議案として、「北朝鮮のミサイル発射および核実験にたいする抗議と、国に厳格で実効的な措置を求める」意見書案が提案されました。
もちろん、世界の世論や国連安保理決議などを踏みにじって暴挙を繰り返す北朝鮮の無法行為は決して許されるものではなく、私も討論に立ち「断固として抗議」の意志を表明しました。
一方、意見書には党派によって政策が異なる「ミサイル防衛体制の充実・強化」を図るよう政府に求める内容が含まれていたため、採決では反対しました。
安倍政権はいま、「今は対話の時ではない」と言って、国連安保理議長声明が強調した「対話を通じた平和的解決」の道を否定し、技術的に未確立で、安全性も疑問視されているミサイル防衛費に、兆単位で国費を投入する事の推進をはかろうとしています。来年度予算編成の概算要求では今年度予算の倍以上の金額が要求されています。
米朝がお互いの真意を確認することなく威嚇や挑発を繰り返す状況がこのままエスカレートすれば、偶発的な事態や誤算が生じて武力衝突が勃発する危険性が高まります。もし軍事衝突という事態になれば、もっとも深刻な被害を受けるのは韓国と日本の国民です。
日本は米朝にたいし直接対話を促すべきであり、その事こそ意見書で、政府にたいし、求めなければならない事ではないかと訴えました。
討論の全文はホームページ「日本共産党 山本のぶひろ」に掲載しています。興味ある方はご覧ください。
液状化対策の住民説明会
25日夜、熊本地震で大規模な液状化被害が発生した近見地域において、熊本市が住民説明会を開きましたので私も参加させていただきました。
会場は予想通り参加者で一杯。市からの説明にたいし、参加された方々からは厳しい意見が続出しました。声をつまらせながら、「もし再建した家がまた沈みこんでしまうようなことになれば、私ら夫婦のような年寄りはどうすればいいのか」との訴えに胸が痛みました。
確かに、再発予防事業を進める上で、様々簡単にいかない課題が多いことは事実でありましょう。熊本市がご苦労されていることは理解できます。けれども、事業を今後どのように進めていくのか、そのスケジュールを示されたところで、住民の皆さんの不安はちっとも解消されません。なぜなら、皆さんが一番知りたいことは、もといた場所に戻れるのか、家を再建して大丈夫なのか、自己負担はどうなるかなど、「これからどこに向かって足を踏み出したらよいのか」といった先の見通しが見えるようにしてほしい、ということだと思うからです。
住民の皆さんから吐露される痛切な訴えに対し、行政の側はこの意見にしっかりと向き合い、住民の苦しみを受け止め、そして街づくりや住まい再建への展望・希望を住民と共に見いだすお手伝いをしていくことが切実に求められています。お役所の職員の方々の本来の仕事は、そういうところにあるのではないでしょうか。
常に住民と向き合うことのできるような職員の配置が必要だと思います。