憲法記念日

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 5月3日は憲法記念日自民党政府、とりわけ改憲を宿願とする安倍首相先頭に改憲への意気込みが声高に叫ばれています。この事自体が異常であります。本来憲法は、権力者から国民の権利を守るために存在しているもの。だからこそ、憲法を守るべき義務が首相ら政治権力者に厳しく課せられています。ところが安倍政権は集団的自衛権解釈改憲改憲発動要件緩和の策動など、許されないはずの憲法への攻撃を繰り返しています。
 日本国憲法は、恒久平和の精神を、二度と戦争という過ちを繰り返してはならないという痛苦の反省と、日本が世界の平和構築に積極的役割を果たすという崇高的精神のもとにうたわれている9条を始め、人権条項も豊かに盛り込まれています。差し迫って改憲を必要とするような事柄など、何一つ発生してはおりません。
 現憲法は、国民の権利を、国民の不断の努力によって守っていこうということさえも呼びかけています。改憲を許さない世論と運動を、平和を願う多くの方々とともに広げていきたいと思います。

5月1日という日

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 今日はメーデー。労働者が、働くものの権利擁護と国際連帯をかかげ、つどう日。「万国の労働者団結せよ」などというと、今時流行らないと言われちゃいそうですが、やはり私としては肩でも組んでインターナショナルを歌いたくなる特別な日であります。
 そしてもうひとつ。5月1日と言えば水俣病が公式確認された日でもあります。61年の年月を経てもなお解決の見通しが立たない水俣病問題。加害者である国、熊本県チッソは被害の実態と真摯に向き合い、すべての水俣病被害者を救済するという立場にしっかりと立たせていかなければなりません。
 私はメーデー集会に参加したのち、松岡勝・比例予定候補とともに水俣に向かい、福岡から合流した仁比そうへい参院議員と一緒に不知火患者会の皆さんとの懇談会に出席。手渡された要請項目の実現のために力を尽くして参りたいと思います。

熊本地震の党国会調査

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 昨日から2日間、日本共産党国会調査団による、熊本地震1年の現状と課題をつかむ訪問、視察、懇談活動を行いました。
 国会から小池晃書記局長、田村衆院議員、真島衆院議員、仁比参院議員、松岡比例予定候補、益田、関根、上野衆院各選挙区予定候補など総勢約30名、被災地をまわり、住民の皆さんや首長さん、被災者支援活動関係者さんなど多方面からお話を伺うことができ、大変有意義な活動となりました。
 この場をお借りいたしまして、ご協力いただきました皆さんに厚く御礼申し上げます。
 改めまして、私たちの問題意識と、住民本意の震災からの復興を願っておられる皆さんがたの問題意識とが共感しあい、響きあっていることを強く感じた調査活動でした。事前の段取り含め大変でしたが、ほんとやってよかったです。
 今回の成果を今後の復興の取り組み、その他もろもろに必ずしっかり生かしていかなければなりません。また頑張っていきたいと思います。

大阪でんねん

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いま、大阪に来てまんねん。
今回は日帰りチャイマス。
「このくそ忙しいときに」って怒らんといてくださいませ。なにせ議員は勉強しないといけないのです。
しっかり気合いを入れて勉強してきますさかい、かんにんしとくんなはれ。

前震から一年

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 13日、熊本地震から一年が経過し、現時点での課題を整理し、いのちネット熊本の皆さんと対政府交省を行いました。
内容はまたホームページでも紹介させていただきます。

 さて14日は午前、県主催の追悼式典に出席させていただいた後、午後から法律相談会を渡鹿の自宅で行いました。
 以前避難所でお知り合いになったAさんが相談会にこられました。熊本市がすべての避難所を閉鎖するというその日、最後の一人までちゃんとした行き先が確保されるよう、行政とのあいだに立って交渉しておられたのがAさんでした。
 Aさんが末期がんにおかされ、余命数ヵ月と宣告されたとのお話を先日うかがった際には、思わず言葉を失いました。Aさんは、知人のことで力になりたいと、法律相談を申し込まれたのでした。
 数ヵ月ぶりにお会いしたAさんはずいぶんお痩せになっていましたが、「ガンなんかに負けるつもりは全くない。治ってみせます」と力強く話されました。ご自身が大変な状況なのに、避難所におられた時と同じように、他人のために駆け回っておられるAさん。すごい人だと思いました。お話ししながら思わず涙してしまいました。
 ぜひ病気にも打ち勝ってほしい。