熊本地震の党国会調査

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 昨日から2日間、日本共産党国会調査団による、熊本地震1年の現状と課題をつかむ訪問、視察、懇談活動を行いました。
 国会から小池晃書記局長、田村衆院議員、真島衆院議員、仁比参院議員、松岡比例予定候補、益田、関根、上野衆院各選挙区予定候補など総勢約30名、被災地をまわり、住民の皆さんや首長さん、被災者支援活動関係者さんなど多方面からお話を伺うことができ、大変有意義な活動となりました。
 この場をお借りいたしまして、ご協力いただきました皆さんに厚く御礼申し上げます。
 改めまして、私たちの問題意識と、住民本意の震災からの復興を願っておられる皆さんがたの問題意識とが共感しあい、響きあっていることを強く感じた調査活動でした。事前の段取り含め大変でしたが、ほんとやってよかったです。
 今回の成果を今後の復興の取り組み、その他もろもろに必ずしっかり生かしていかなければなりません。また頑張っていきたいと思います。

前震から一年

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 13日、熊本地震から一年が経過し、現時点での課題を整理し、いのちネット熊本の皆さんと対政府交省を行いました。
内容はまたホームページでも紹介させていただきます。

 さて14日は午前、県主催の追悼式典に出席させていただいた後、午後から法律相談会を渡鹿の自宅で行いました。
 以前避難所でお知り合いになったAさんが相談会にこられました。熊本市がすべての避難所を閉鎖するというその日、最後の一人までちゃんとした行き先が確保されるよう、行政とのあいだに立って交渉しておられたのがAさんでした。
 Aさんが末期がんにおかされ、余命数ヵ月と宣告されたとのお話を先日うかがった際には、思わず言葉を失いました。Aさんは、知人のことで力になりたいと、法律相談を申し込まれたのでした。
 数ヵ月ぶりにお会いしたAさんはずいぶんお痩せになっていましたが、「ガンなんかに負けるつもりは全くない。治ってみせます」と力強く話されました。ご自身が大変な状況なのに、避難所におられた時と同じように、他人のために駆け回っておられるAさん。すごい人だと思いました。お話ししながら思わず涙してしまいました。
 ぜひ病気にも打ち勝ってほしい。

新学期スタート‼

 11日は地元の帯山中学校入学式に出席させていただきました。翌日は小学校の入学式も予定されております。いよいよ新学期も始まるわけでありますが、新入生の皆さんはきっと様々な不安・期待に胸高鳴らせ、緊張もしていることでしょう。子どもらが伸び伸びと、安心してが学校生活に馴染み、楽しんでくれることが何よりであろうかと思います。
 さて、12日からは対政府交渉にむけて上京します。熊本地震から一年。被災者の生活と生業の再建のために、政府にたいし声を届けて参ります。

立憲主義を未来へつなぐ大学人の会

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 ありゃ? 写真が反対になっちゃったかな?
 今日は「立憲主義を未来へつなぐ大学人の会」設立の集会に、「誰でも参加できます」とのチラシを見て参加させていただきました。
 熊本大学法学部の阿部悠貴先生のお話を大変興味深くお聞きしました。ポピュリズム台頭の背景に社会の産業構造の変化があったというお話。ふむふむ。つまり、現代のポピュリズム台頭は、歴史的にも経済的にも必然性があるということなんだな。けれども一方で先生は「どうすれば健全な政治が取り戻せるか」との問題提起もされました。ああそうか。必然性はあるけれども不健全なんだ。だとすれば、健全な政治の実現を目指す取り組みというのは、「必然性」に抗した「逆流」なのか? いやいやそうではあるまい。不健全だと感じるからこそ、こうして良識ある先生方が主体性を発揮して「会」の設立を準備し、その呼び掛けに応えて多くの先生方、若者が参加して設立集会を成功させられたのではないだろうか。不健全な政治の台頭を許すまいと立ち上がる「主体性」、そしてその主体性に呼応する良心・良識の「大結集」。これこそが、不健全な政治を打ち破る「法則性」に違いあるまい。
 …などと、あーでもないこーでもないと考えた夜でありました。